歌:童謡・唱歌
作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一
秋の夕日に照る山紅葉(やまもみじ)、
濃(こ)いも薄いも数ある中に、
松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は、
山のふもとの裾模様(すそもよう)。
渓(たに)の流(ながれ)に散り浮く紅葉、
波にゆられて離れて寄って、
赤や黄色の色様々に、
水の上にも織る錦。
短調のやさしい旋律に、錦秋の情景としみじみとした余韻を重ねる唱歌です。1911年(明治44年)に『尋常小学唱歌(二)』で発表され、2006年には「日本の歌百選」に選定されました。世代を越えて親しまれ、季節の気配に心を寄せたいときに共感を呼びます。
九月末、ようやく秋の気配です。
日中はまだ暑さが残りますが、夕暮れの風や夜の空気に季節の移ろいを感じる頃です。今日は、そんな“はじまりの秋”に似合う日本語の歌を新旧織り交ぜて選びました。読書や散歩、帰り道のひとときに寄り添い、気分をやさしくクールダウンしてくれるラインアップです。
子供向けの歌、旧文部省が教科のひとつ唱歌(現在の音楽)で指導するために選んだ歌曲などの他、主に子供向けに作られた歌など、J-Lyricでは広義に童謡として収録しています。
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