歌：田辺マモル
作詞：田辺マモル
作曲：田辺マモル
病院の自販機には
ドリンクだけじゃなくパンまであったのだが
どれもひどくまずそうなのだった
ブリックパックのカフェオレを飲んだ
君のお母さんとお姉さんがかけつける
スリッパの音が廊下をざわめかす
あいさつの途中で泣きくずれるお母さん
不幸はいつだって何がなんだかわからない
どうして君は死のうとしたんだろう
どうして君は死にたくなったんだろう
お姉さんのうでの中には小さな子が
君によく似た顔して 眠ってる
うちに帰り 浅い眠りについたあと
パソコンを立ち上げるとメールが届いていた
君はすべてを語ってなかったけど
「ごめんね、ありがとう」と最後に書いてあった
わかってはいてもコントロールできない
タイトルのない感情にくたびれたと
いつまでも続く退屈なパーティから
早く家に帰りたい そんな気持ちだと
どうして君は死のうとしたんだろう
どうして君は死にたくなったんだろう
昨日 笑顔で手をふって別れたじゃないか
あれから君に何が起こったんだろう
知らずにまいた
僕の「ことばのたね」が
君のなかで芽を出し
ひと夜のうちに花を咲かせて
君を死にたくさせたというのか
どんな言葉をかければよかったんだろう
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